第32回大阪府理学療法学術大会
開催日程および開催方式の変更について
第32回大阪府理学療法学術大会準備委員会では、新型コロナウイルス感染症への対策について討議を重ねた結果、当初予定していた2020年7月12日大阪国際会議場での現地開催を断念し、9月13日にWEB(オンライン)開催とすることといたしました。会員の皆様、ご参加を予定されていた皆様には多大なご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほど宜しくお願いいたします。
学術大会自体を中止せずWEBへの開催方式の移行につきましては、先ず現地開催はクラスター発生を起こす危険性が指摘されている「3密」に該当すること、しかし若手研究者の学会活動を維持して「研究をとめない」という後進育成の精神こそが大阪府理学療法学術大会の中心的存在意義であることを確認したことが、最も大きな理由であります。社会が精神的・経済的・身体的に大きなダメージを受け疲弊している状況で全てを規制・自粛するのではなく、苦境の中でも未来の光を探し出す学術活動は止めるべきではないという準備委員会の強い思いが中止ではなく開催方式の変更という決断の後押しをいたしました。
これらの理由や思いから「開催するが参集せず」の仕様を検討した結果、WEBでの開催へと大きく舵を切ることになりましたことを、ここにご報告申し上げる次第でございます。さらに細心の注意を払うということで、国や大阪府を始め民間レベルでも行われている感染予防対策が奏功して行くはずだとの希望的観測のもとで、9月への催日の延期も併せて決定をいたしました。恒例の真夏の学会での再会や集合を楽しみにしておられた皆さまには大変に申し訳なく、お詫びを申し上げます。
WEB開催であっても、通常開催同様に双方向性の意見交換が可能な環境を整備し、WEB上の発表であっても今まで同様に本大会での発表がなされたものとして取り扱いますので、発表者はもちろんの事ですが参加者・座長・査読者でも日本理学療法士協会の生涯学習ポイントの取得が可能です。また新人教育プログラムのポイント取得も可能となっています。
本来であれば、実施の詳細についてもここでご案内すべきではありますが、急な変更であり準備委員にも経験知が全くございません。発表者、座長へのWEB使用の支援とリハーサル、参加者との質疑の方法、特別および教育講演の聴講、機器展示業者様への対応など、随時決定事項を大会公式ホームページに掲示いたします。こういった状況であるからこそ、少しでも早く皆様に情報や方向性を明らかにして行くことが大事と考え、当ホームページにて発表者等の皆さまへの個別連絡より一足先にお示しする次第です。
この度、私どもはWEBでの開催という決断をいたしましたが、決してネガティブな判断ではなく、WEB開催ならではのメリットを発信していくべく、企画を進めてまいりたいと考えています。第32回大阪府理学療法学術大会が、今後の大阪府理学療法学術大会や生涯学習センターにおける研修事業の可能性を拡大する大きなきっかけとなると、準備委員会一同が確信して、彫琢に励む思いで準備を進めてまいります。
通常と違う方式での参加および発表になることで、ご不便をおかけしますこと何卒ご寛恕いただき、ご理解ならびにご支援いただければ幸いでございます。
第32回大阪府理学療法学術大会
大会長 中川法一